うさぎの川柳

(厚田の夕 ・ 6号)

海外編(イタリア)

季節は変わりめぐる

景情はドラマを作っている

海、空を見ているだけで

無限の変化を体験する

季節の変化を楽しもう〜

景情のドラマを見つけよう

魅力に満ちている

私の内面の変化も変わっていく

鳥の鳴く声に、薄雲、青にとける様

山桜燃える、淡く明るさを放ち

視界は穏やかな日のぬくもりを

芽吹く、枝間で放ち

やわらかに大地へと香る

薄紅色

(小樽の夕焼け ・ 10号)

ゆるやかに流れてゆく時間

けだるい夏の午後

陽射しから逃れても

汗ばんだ身体は気だるい

いっそう明日から田舎にでも旅行に

行こうかな〜山裾から

爽やかな風、流れ来るのに

初春のまだ肌寒い日のこと

青年は立派な言葉を並べ立てて誓いを立てた

誰ひとり本気じゃなかったと思う。

ただ、すべては虚像であったという

事実だけが、この池と日が暮れた空は

やさしく包む

今日もポッポツと雨が降っています

聴こえますか?  雨音の調べ

君には聴こえない〜  雨音

僕の頭の中はどしゃ降りです

春は、ひと雨ごとに暖かくなっています。

春は生命の出発のような気がします。

さぁ〜忍路丸出港〜〜〜

(番屋の夕 ・ 60号)

(忍路海岸 ・ 50号)

冬編
秋編
春・夏編
静寂編
海外編(トルコ)
人恋うて   よどみ続ける川でいる

陽のまぶしい夏

海上の潮風は自然との一体感を呼んでくる

潮の香、波の音、左脳にやさしい風、

軽装で、海岸を過ごす ひととき

私は、幾度も潮風に吹かれている

(北の大地 ・ 40号)

(北海道大学構内 ・ 6号)

足元からゆらぐ熱気

蝉の波動に封じられた耳

抜け殻になってしまった。

ひと気のない午後の丘の中腹

遠くには、忍路漁港

デッサン片手に一休み

(忍路漁港 ・ 60号)